EA− 第十一章

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EA− 第十一章


(死神がなにを考えているのかも、Aのこともよくわからないな)
そう、この俺は法律を破ると死ぬように死神に言われ、Aや一(はじめ)にであい、
なりゆきで法律をなくすことになった。
今では法律を破ると寿命が縮まるくらいになったようなのだが・・・。


それでも、どのくらいになったのかよくわからない。
どのくらいの連中がこの国を変えるつもりなのかよくわからない。

・・・これからどうなるんだろう・・・。



森の中



「・・・今日はここで野宿・・・かぁ」


「しょうがないだろ。」
「発信機だってあるし、町の人間を巻き込むわけにもいかないし」

一(はじめ)
「それにテントは用意できたんだから、野宿とはいわないんじゃないのか?」


テントは一(はじめ)が、町までいってとりに行ったものらしい。



「うーん、野宿ってやったことないからやってみたかったんだけど違うんだ。」

一(はじめ)
「キャンプといったところだろな、雰囲気的に。」


「そっか。」

一(はじめ)
「さて、ご飯できたからみんなで食べよう。」

バーべキューがその日のごはんだった。
それにしても・・・こんなものもってくる警官というのも珍しい。


「いただきます」の合図もなく、ただやみくもな食事が始まった。


普通に食べる俺。
夢中に食べるA。
食事をたべずにただ眺めて食事の感想を待つ一(はじめ)。

会話も特になく食事の最中にいったのは


「おかわり。」

ということくらいだった。


なんでだろう・・・、Aが少し明るくなっている感じがした。
それと同時になにか悪い予感がした。

一(はじめ)
「E・・・どうかしたか?」




「いや、なんでもない。」
「ちょっと、考え事してただけだ・・・。」
(勘違い・・・ということにしておこう。)


時間もおそくなり、テントで全員寝ることにした。
警官と一緒に寝たくないため、一人ひとつのテントの中で寝る。
イルカラとの戦闘もあってすぐに眠りについた・・・。

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