E
(死神がなにを考えているのかも、Aのこともよくわからないな)
そう、この俺は法律を破ると死ぬように死神に言われ、Aや一(はじめ)にであい、
なりゆきで法律をなくすことになった。
今では法律を破ると寿命が縮まるくらいになったようなのだが・・・。
それでも、どのくらいになったのかよくわからない。
どのくらいの連中がこの国を変えるつもりなのかよくわからない。
・・・これからどうなるんだろう・・・。
森の中
A
「・・・今日はここで野宿・・・かぁ」
E
「しょうがないだろ。」
「発信機だってあるし、町の人間を巻き込むわけにもいかないし」
一(はじめ)
「それにテントは用意できたんだから、野宿とはいわないんじゃないのか?」
テントは一(はじめ)が、町までいってとりに行ったものらしい。
A
「うーん、野宿ってやったことないからやってみたかったんだけど違うんだ。」
一(はじめ)
「キャンプといったところだろな、雰囲気的に。」
A
「そっか。」
一(はじめ)
「さて、ご飯できたからみんなで食べよう。」
バーべキューがその日のごはんだった。
それにしても・・・こんなものもってくる警官というのも珍しい。
「いただきます」の合図もなく、ただやみくもな食事が始まった。
普通に食べる俺。
夢中に食べるA。
食事をたべずにただ眺めて食事の感想を待つ一(はじめ)。
会話も特になく食事の最中にいったのは
A
「おかわり。」
ということくらいだった。
なんでだろう・・・、Aが少し明るくなっている感じがした。
それと同時になにか悪い予感がした。
一(はじめ)
「E・・・どうかしたか?」
E
「いや、なんでもない。」
「ちょっと、考え事してただけだ・・・。」
(勘違い・・・ということにしておこう。)
時間もおそくなり、テントで全員寝ることにした。
警官と一緒に寝たくないため、一人ひとつのテントの中で寝る。
イルカラとの戦闘もあってすぐに眠りについた・・・。