死神との間合いをとる。
相手の攻撃をかわしやすくするためすこしずつ・・・。
今の死神にどのくらい通用するものかわからないけど、なにもしないよりはましだった。
E
(くる)
瞬間的に死神は近づく。
5mほど距離を離しても時間的にはコンマ0、1秒変わったかどうか・・・。
ここまでくると、見てからかわすのは不可能な早さ。
そして、スピードに乗ったまま目にもみえないほどの早さのスピードで殴りかかってくる。
・・・それをかわす。
しかし、拳圧で吹き飛ばされる・・・。
吹き飛ばされながらも体制を整え着地する。
・・・とはいえ、ダメージはでかい。着地するのがやっとだ。
もう、かわしたとしても拳圧で死んでしまうだろう・・・。
それどころか、もうかわせるほどの力もない。
E
(ここで・・・死ぬのか?)
???
「まだあきらめるのははやい。」
E
「だ、誰だ?」
???
「時間がない!右手を前にかざして」
E
「?、これでいいのか?」
その時、右手が白い光に包まれた。
その光はEの体全体にまで広がっていく。
E
(意識が遠のいていく・・・)
???
(悪いけど、少しの間だけ君の体使わせてもらうよ。)
死神
「・・・」
その光をみて、死神は不思議に感じたのかその場にとどまっていた。
???
「悪いけど、Eを倒す前に闘ってもらうよ。」