エピローグ
一(はじめ)
「法律をなくすってあの説明お前のらしくないな。」
「誰から聞いたんだ?」
E
「幼い時の少女がそういってたんだ。」
「法律なんて言葉も知らなかったな、あの頃は。」
一(はじめ)
「お前、拳銃を使ったんだろ?」
「死ぬつもりだったのか?」
E
「寿命が縮まるだけになったらしい。」
「でも、死神の様子がおかしかった。」
一(はじめ)
「それで・・・ほんとにやるのか?」
「法律をなくすって・・・。」
E
「もうしょうがないだろ。」
「これでほんとに実行しなかったら詐欺師になっちゃうしね。」
「それにしても死神はどうしてるんだろう?」
そのころ・・・。
死神
「なんとか、法律をなくすように動いてくれたみたいだけど。」
「もう・・・私もおしまいみたいね。」
「!」
「あなたは誰?」
もう一人の死神
「もともとここにすんでたもう一人の私よ。」
「Eをわがものにしたいんでしょ?」
死神
「それは・・・駄目」
もう一人の死神
「Eを殺したいんでしょ?」
死神
「お願い・・・もう言わないで。」
もう一人の死神
「殺したいんでしょ?」
死神
「黙って・・・。」
もう一人の死神
「・・・いつ暴走してもおかしくないよね。」
「こんな風にね。」
死神
「ウァァァ!」
死神(暴走)
「・・・」
「さあ、混沌にみちた第2幕をはじめましょうか・・・。」
第1部 完
第2部へ続く