EA− 第十章

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EA− 第十章

エピローグ

一(はじめ)
「法律をなくすってあの説明お前のらしくないな。」
「誰から聞いたんだ?」


「幼い時の少女がそういってたんだ。」
「法律なんて言葉も知らなかったな、あの頃は。」

一(はじめ)
「お前、拳銃を使ったんだろ?」
「死ぬつもりだったのか?」


「寿命が縮まるだけになったらしい。」
「でも、死神の様子がおかしかった。」

一(はじめ)
「それで・・・ほんとにやるのか?」
「法律をなくすって・・・。」


「もうしょうがないだろ。」
「これでほんとに実行しなかったら詐欺師になっちゃうしね。」
「それにしても死神はどうしてるんだろう?」



そのころ・・・。


死神
「なんとか、法律をなくすように動いてくれたみたいだけど。」
「もう・・・私もおしまいみたいね。」
「!」
「あなたは誰?」

もう一人の死神
「もともとここにすんでたもう一人の私よ。」
「Eをわがものにしたいんでしょ?」

死神
「それは・・・駄目」

もう一人の死神
「Eを殺したいんでしょ?」

死神
「お願い・・・もう言わないで。」

もう一人の死神
「殺したいんでしょ?」

死神
「黙って・・・。」

もう一人の死神
「・・・いつ暴走してもおかしくないよね。」
「こんな風にね。」

死神
「ウァァァ!」

死神(暴走)
「・・・」
「さあ、混沌にみちた第2幕をはじめましょうか・・・。」


第1部   完


第2部へ続く

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